※患者様の状態に応じて検査を進めていきます。
- 簡易精液検査
- 保険
- 精液細菌検査
- 保険
- 血液ホルモン検査(下垂体ホルモン、男性ホルモン)
- 保険
- 染色体検査
- 保険
- Y染色体微小欠失検査
- 保険
- 精子DNA断片化検査(DFI)
詳しくはこちら - 自費 12,000円
※患者様の状態に応じて検査を進めていきます。
無精子症とは射出精液中に全く精子が確認されない状態で、男性の約1%に存在すると言われています。 無精子症には造精機能はあっても精子の輸送ができない「閉塞性無精子症」と、精子の造精が少ないあるいは全くない「非閉塞性無精子症」があります。
TESEとは精巣(睾丸)から組織を採取しその中から精子を探し出す操作のことです。
精子の確保ができれば、その後、顕微授精などの治療が可能です。当院ではsimple TESE、micro TESEともに行っており、患者様の状況に応じた術式を用いています。
精巣の小さな切り口から組織の一部を採取する方法。
日帰り手術になります。
精巣を切開し、手術顕微鏡を用いて精子のいそうな場所(精細管)を探して採取する方法。
当院ではリプロダクションクリニック大阪の石川智基先生の協力を得て2014年1月よりmicro TESEを開始いたしました。
日帰り手術になります。
micro-TESE施行風景
simple TESE | micro TESE | ||
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実施件数 | 57件 | 実施件数 | 42件 |
※術前検査・薬剤費・入院費(日帰り)は保険で別途必要です
精索静脈瘤は、内精静脈を血液が逆流することが原因とされています。
精索静脈瘤の症状は一般的に無症状で、まれに一日の終わりに増強する疼痛があります。その理由は立位でいると静脈がより怒脹し疼痛が出現するからで、臥位になると怒張が軽減するため痛みは緩和されます。
また静脈のうっ滞によって精巣が萎縮する場合があります。さらに精索静脈瘤の存在が不妊症の原因になる場合があります。精索静脈瘤によって血液が滞留することによって精巣の温度が上昇し、精子の産生や機能が低下するためと考えられています。
精索静脈瘤手術(顕微鏡下内精静脈低位結紮術)は、内精静脈を糸で縛った上で切断し、血液が逆流しないようにする手術です。
消毒後、精索静脈瘤に対し、鼡径部の皮膚を約3cm皮膚切開し、精索を把持、その中に含まれる静脈だけを単離し結紮・切断します。
動脈・リンパ管・精管は可及的に温存します。ブロック麻酔および静脈麻酔で行います。手術時間は1時間程度、日帰り手術(外来手術)です。